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No.50 帝釈山(たいしゃくさん)/兵庫県神戸市 
2006年5月5日(金) はれ・風、わりとあり
同行者:む。 ジムニー走行距離:往復58.7km

●コース概要●

自然休養村管理センター(有料駐車場)・・・丹生神社前バス停・・・【旧参道】・・・帝釈山(586.1m)・・・朝日山(513m)・・・シビレ山(466m)・・・鉄塔【シビレ山がどれかわからず少し下るが結局引き返す】・・・シビレ山(466m)・・・丹生神社・丹生山(515m)・・・【義経道】・・・つくはらサイクリングターミナル・・・自然休養村管理センター(有料駐車場)

おおよそ10km・約5時間30分【お昼ご飯・小休憩・道に迷った時間含む】



本当は今日は摩耶山に行く予定で、王子動物園に車を停めるつもりだったのだけど、GWでかなり駐車場が混雑しているのではないかと、急遽帝釈山に変更することにした。天気予報通りの快晴。外がまぶしいよ。わーい、わーい。

お弁当を作り、荷物を詰め込み、今日も日差しが強そうなので日焼け止めをしっかり塗ってジムにて出動。GWで、む。もお休みなので同行することに。どこにでも付いて来たがりーなので。それにしても大丈夫なのかしら(;・∀・)。しんどいって言っても知らないからね(爆)。

R175はまた渋滞しているかもしれないので、今日は三木市周りのルートで目指すことに。どうやら帝釈山は北区に属する模様。県道85号線を走っていると、本当にここは神戸市なのかと思うほどに緑が溢れ、緑の深さを感じた。この辺り、実にいいです。神戸であることをつかの間、忘れさせてくれるようなそんな場所。

神戸って広いし、お店が立ち並ぶ場所だけではない。それはわかっているのだけど、どうしても神戸=ちょっぴりおしゃれな街、というイメージが先行してしまう。

その道沿いに、箱木千年村だとか、自然休養村管理センターというのがあり、そこに有料(1日500円)の駐車場があるので駐車。

おばちゃんに訊くと、「帝釈山は隠れて見えないけれど丹生(たんじょう)山はそこのぽこっとしたヤツ」だと教えてくれた。500mちょっとの山だけど、それでも間近で見るとなかなか大きい。


だそうです
丹生山の模様

10:45駐車場出発。

すぐ側の登山口から入り、義経道から登る予定だったのに、その入り口が分からず、2つ向こうのバス停の丹生神社前までアスファルト道を歩き(約2km、30分)旧参道(町石道)から登ることになった。こっちの道を往路で使って、帰りに義経道を通ればいいか。

とりあえず鳥居 新緑 緑と青に映えます
バス停・丹生神社前 緑がキラキラ ミツバツツジの模様

1kmほど、枯葉が積み重なったやたら広い登山道。最初はややキツメの登りだったけれどすぐになだらかな道に。日差しはなかなか強いけれど、適度に風もあり、木も多いのでとても快適に歩くことができた。

ミツバツツジがあちこちに咲いていたけれど、青い空と緑の木々に囲まれて、紅一点ならぬピンク一点という感じで、木漏れ日を受けさらにピンク色が輝いて可愛らしく感じられた。派手なピンク色なのに、いやみがなくて◎。


どちらにしようかな〜 こっちにしよ!
こんな感じで二手に とりあえず人に付いて
林道コースで

関西百名山の本の地図で見るよりも、あちこちで分岐をしていた。よくわからないので人に付いて行くことに(爆)。人に付いて行く、と言っても意外と人はおらず、GWにしては閑散としていると言ってもいいのではないかと思った。でも、こんな感じ、いいよね。ここに来るのは初めてだけど、気負わず普段どおりって感じがする。

さらに進むと帝釈山と丹生山への分かれ道があったので、まず帝釈山をやっつけることにした。ようやく登山道らしい登山道出現。


こんな感じ ガムテープって(笑)
ようやく現る 西帝釈山山頂?

そこの登山道を登りきってしまえば、あとはなだらかな気持ちのよい道が続いているのみ、という感じ。そこにあった1本のおかしな木。おや?

黄色のガムテープが巻かれており、そこには『頂上西帝釈山』と。

はい?(;・∀・)

こんな道端が?という頂上も今まで確かにあったけれど、ガムテープって(笑)。本当か嘘かよくわからないけど、一応パチリ。そうこうしているうちに、帝釈山に到達(二等三角点)。

爽快! 頂上です!
あれが丹生山かな? 山が多いです 帝釈山到達
586.1m

南は開けていて景色も良好。めっちゃきれい!あっちの方に見えるのは摩耶山なのかなぁと思ったり。見える山が一体何と言う山なのかわかればもっと楽しいのにといつも思う。

12:45だったので、お昼ご飯をここでとることに。おにぎりと、ウィンナーと、ゆでたまごと、ジャガイモの塩茹で、そんな程度だけど、外で食べるとおいしいんですよね。自分で作っても(笑)。男性が2人去ってからは誰もやってくることはなく、本当に静かな山頂でのお昼を過すことができた。

そこから丹生山方面へ向かい、せっかくなのでシビレ山にも行ってみようと、そちらの方面へ行くことに。実はもう少し南の方には【シブレ山】という山もあり、実に紛らわしいです。

シビレ山への道はなかなかちゃんとした案内がなく、案内板に誰かがマジックで書いてくれているものや手作りの小さな板を頼りに進んで行くこととなった。すたすた歩いていると見逃してしまいそう。

それにところどころ、急な登りや下りもあり、ロープを頼りに進みたいところもあるので、軍手はあったほうがいいと思う。画像で見るより、実際は結構角度があります。


確かに書いてくれている! 見た目より、角度キツイです 突如登場!
よく目を凝らすと・・・ ロープを頼りに 朝日山到達
513m

で、歩いているといきなり朝日山に到達(笑)。一応四等三角点もありました。しばらくすると、あと200mという案内板があったのに、いつまで経ってもシビレ山らしきところが見つからない。

「もう200mは歩いたよねぇ?」
「まさかあそこじゃないよね?」

む。とそう言いながらもずんずん歩いているとまさか、と言っていた鉄塔のところにまで来てしまった。うそ!2人してピークを見逃したのか。それともシビレ山はまだ先なのか。うーん・・・

どうしましょ
悩むの図

もうちょっと歩いてみたいけれど、先を見るとかなり急な下り。ここまで来ておいてナシはないでしょ。ということで、もう駐車場へ下る方向でその先の道へと踏み入れることにした。そして、しばらく下ったところでだ。

む。:「やっぱりこの道行ったところで、どこに出るかわからんし戻ったほうがええんやない?」

はい?(;・∀・)

もうここまで下って引き戻すのかい?わたし下るよ、って言ったよね。ね、ね?

か:「とりあえずこの道もしっかりした登山道なんやし、下に下ってしまえば何とかなるやろ。大体かなり下ったのに、またこの急な道を登るん?」

意見真っ二つ。

やっぱり気ままな(ひとりの)方がいいわ・・・なんて思ってませんわよ。コホン。全然納得はいってないけどどっちかは折れないといけないので、とりあえず引き返すことにする。あーしんど(爆)。結構急な下りだったもんね。登るの大変だわ、こりゃ(;∀;)。

鉄塔まで戻り、結局シビレ山がどこかわからぬまま丹生山方面へ。【帰って調べたところによると鉄塔までの手前にプレートがある、特徴のないところがシビレ山のピークなのだそうだ。画像も見たけど、山頂のプレートはどこにもなかった(;∀;)】


緑がきれい☆ えらい高い位置にありました(;・∀・)
丹生神社 丹生山
515m

丹生神社・丹生山に到達したが、展望は良いとは言えなかった(;・∀・)。今日の中ではやっぱり帝釈山がいちばんだと思う。

後は案内板に従い、義経道をずんずん下っていった。始めはこの道を登って、旧参道を降りるという、逆コースの予定だったのだが、義経道の入り口がわからなかったのだ。でも結果的には、義経道を登るよりは、旧参道を登った今日のルートのほうが、楽に登れるのではないかと感じたのでよしとする。

一体どこに出るのだろうと思いながら下ると、ちょうど川を渡ったところにある、サイクリングターミナルの真横に出てきた。そうか、ここに出るのか。駐車場からすぐ側じゃん(爆)。案内板が不親切なことこの上ないのだが、まぁいいか。

それにしても丹生山・帝釈山の2つの山で3時間ちょっとかと思っていたのに、ちょっと行ってみようかと思ったシビレ山に惑わされ、休憩も含めてだけど5時間以上もかかってしまった。

今日のルートです
今日はこんな感じでした

結構本気じゃん、みたいな(;・∀・)。そんな今日はむ。の誕生日。トレッキングシューズをプレゼントしようかなと思う。またいつ付いて来るかわからないし(笑)。


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