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No.44 千ガ峰(せんがみね)/兵庫県加美町 
2007年4月14日(土) はれ
同行者:なし。 ジムニー走行距離:195km 

●コース概要●

三谷登山口無料駐車場(標高約400m)・・・
千ガ峰頂上(二等三角点 標高1,005.2m)・・・
三谷登山口駐車場

おおよそ4km・全行動時間2時間40分【休憩・撮影時間含】



目的は、丹波市(兵庫県)清住のカタクリ群生地訪問だったわけだけれど、せっかくそちら方面に行くのならばと、あちこち寄ってみることにした。

と言うわけで千ガ峰に辿りつくのに、少し時間がかかります(ぺこり)。

嬉しいはずれで今日は雨のはずがいいお天気。9時にジムニーに乗って、出発進行。窓全開だけど、ものすごく気持ちのいい風が入り込んでくる。たまらん!

撮影時、ヘソはさすがに出せませんでした。 まず東経135度、北緯35度が交わる西脇市へ。

あちこちに「へそ」「へそ」と書いてくれているので迷うことはありません(笑)。ひっそりとしたところだったので

ヘソチャーンス  by 児玉清

だったのですが、轟、冷え性(?)のためヘソは出せず。

何気にこのときにはジムニーの鍵をインロックしてしまい、焦っていました。だって秘密兵器が行方不明だったんだもん・・・でも、しっかり各種ヘソはパチリ。

無人駅でした ふれあえそうにはありませんでした
駅やら トンネルやら

にしわき経緯度地球科学館もある、日本へそ公園にはこんなものも!大きな地球があり、心をくすぐってくれます。 わーい(・∀・)
ゲッツ! にしわき経緯度地球科学博物館の受付で、日本へそ訪問証明書を無料で頂くことができました。あと、針金ハンガーも。

汗だくになりつつも、おかげで無事解除できました。博物館のみなさん、どうもありがとうございました(涙)。
さて、そのままR175を北上し、丹波市に突入。わたしってば、最近まで兵庫県の丹波市と京都の京丹後市をゴッチャにしていました(恥)。何気に西脇市も丹波市も初めて。だからワクワク。

清住までの途中、県道を見失いかけたけれど、おまわりさんの助けもお借りして無事に清住かたくり群生地に到着。道中、旗は立っていても案内は直前までないので、ナビなしの方はご注意くださいね。
本当にのんびりとした田舎
ほのぼの☆ 駐車場は300円。地元のおばちゃんが販売していた山菜ごはん(300円)を購入し、群生地までテクテク。小さい頃、見慣れていた景色がそのまま広がっていました。

群生地の入り口にポストが備え付けてあって、各自200円の入場料を投入するシステムです。

そして、階段を昇ったところに広がる・・・





カタクリキター(☆∀☆)
枯れたのが多いカタクリの花!
あれま。

どこかにクルリンとなった、わたしが勝手に思っているカタクリらしいカタクリの花は咲いていないのか・・・

目を凝らしてゆっくり歩きながらキョロキョロ。

たった1つでいいよ・・・たった1つ。
どこかに咲いていないのか。

このこもちょっと違うんだよね・・・
ビミョーに・・・
道端に カタクリにしか注目が集まっていない中で、脇に咲くショウジョウバカマ。関西百名山を去年から登り始めて、わたしが1番最初に見つけて覚えた花。

もうあれから季節が一巡りしたんだね。

2つめの群生地もそろそろ終わりに近づきかけたころ、スポットライトが当たったかのように、ピカリと光るカタクリの花を発見。オーマイゴット!

そう、わたしが見たかったカタクリの花はこのこ。



こんにちは。

カタクリの花はカタクリ、というだけあって、昔は球根から取れるでんぷんを片栗粉として調理に使っていたそうです。今ではジャガイモのデンプンが主ですが。あと、カタクリとアリの関係。

素敵なカタクリの記事を見つけました。興味のある方はコチラをクリック→ココ
はかない春の花。スプリング・エフェメラル。

短い生命の間に癒しやら感動やらなんやらかんやら、たくさんのものを与えてくれる花というものに惹かれていくわたしでした。

いただきまーす☆ 先ほど買った山菜ごはんを、日向ぼっこをしながらパクリ。中型のバスで写真を撮りに来ている団体さんも何組かいて、派手ではないけれど、賑わっていました。

あーほのぼの。
丹波市の花がカタクリに決定した模様。おめでとう。

でもせっかくなら、もっと宣伝してね!
やったぜ

んご!!

途中、千ガ峰方面へ繋がっているとばかり思っていた県道78号線が危うい道に・・・(地図では思いっきり繋がって書いてある)。

行けそうな気もしたけれど、こういう自信満々のときに限って何かしでかすわたしなので、おとなしくR427で迂回し、向うことにした。

千ガ峰には幾つものルートがあるらしいけれど、わたしはメジャーな三谷コースで登ることに。R427沿いに大きく登山口だと書いてくれているので非常にわかりやすい。ハーモニーパークを通り過ぎ、さらにゴイゴイあがっていくと、ひょっこりトイレつきの無料駐車場が現れる。

13時半。

大分遅いけれど、頂上まで片道2km・標高差約600mだからまぁ、大丈夫かな、と。決してマネはなさらぬよう。山歩きは早出が基本ですからネ(全然説得力ナシ)。
到着ー!
いってきまーす。 ウォーミングアップをして、とっとと出発です。

正確には、頂上まで2,053mらしいです。ここの表示は細かいです(笑)。
直ぐに現れる雌滝とその奥が雄滝。そんなに立派な滝というわけでもないけれど、しばらくこの流れの音の中を歩いていきます。

既に下界の音が遮断されていて、山の世界に入り込んじゃえます。
ざあざあ
春の花といえば タチツボスミレ。
本当にどこにでもいる(笑)、葉っぱがハート型のかわいいすみれちゃんです。スミレのなかでもいちばん多いものの1つがこのタチツボスミレだけれど、変異も多いらしく、いろんなタイプのものがあるそうだ。

ありふれていそうで、実はそうでもない、面白い花みたい。

展望もない、杉林の中を歩いてゆきます。階段ではなく、不規則な歩きができる道なので、飽きはなしないけれど、とにかく暑い。直接太陽の光を浴びているわけでもないのに、汗ダクダクです。

中盤の急登(ここまでも比較的登ってきたなという道だったけど)。

階段のようだけど、実はそうでもなく時折ロープに手伝ってもらいながらの登り。さぁ、歩け歩け!
さぁ、いくぞー!
あとちょっとー! ここを終えると、岩座神コースと合流。あと842m!しばらくの間、平和ななだらかな道が続きます。

やれやれ(笑)。
最後は頂上まで、笹道を歩きながらの急な登りが待ち受けています。

あぁ、でもなんていい青空!
そんな空に導かれるがままに、えっちらえっちら。
青いねぇ
かわいこちゃん。 ・・・とそこへ現れた、ショウジョウバカマ。ぽつんと1つだけ咲いていました。

これが写真を撮るのに難しいところに咲いていて、試行錯誤すること15分(爆)。
やっとこさ撮れたと思ったら、少し歩いたところにあらま、ツボミちゃん。

あとちょっとなのに頂上になかなか辿りつきません。
かわいこちゃん。

でもって、1時間25分後、

ひゃっほい!
やっとこさ千ガ峰(1,005.2m)到達!

途中からチラチラ見えてはいたのですが、頂上がこんなに景色がいい山だったなんて!


超サイコー!!


めっちゃ気持ちいいやん。

クルクル周りながら、氷ノ山は見えているのか、うーむ。あれが笠形山かな?うーむ。

わたしと同じく、三脚持参のおばちゃんが居たので声をかけてみると、笠形山方面の飯森山から縦走して来られたそうだ。「んーあんなに笠形山近いかなぁ。でもあれが飯盛山だから、うん、あれが笠形山で合っていると思うよ」と教えてくださった。

スコンと抜けた景色だ 笠形山みっけ ←の方のポコっとした山

頂上には若人もいたり、下っているときには4時近いのにまだ登り始めた人もいた。お手軽とはいえ、これだけの展望を携えた山なら人気があるのもうなずける。

それにしても、駐車場近くにあったこのモコモコの木。一体何?

隣の桜より目立っていて、主役級の目立ちようでした(笑)。

肩たたき?マイク?用途は多そうです。
なんじゃこら。
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