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No.41 東床尾山(ひがしとこのおさん)/兵庫県和田山町 
2006年9月9日(土) はれときどきくもり&小雨
同行者:あっぴん。 ジムニー走行距離:233.3km

●コース概要●

糸井の大カツラ(標高360m)・・・床嶺の家(非難小屋)・・・
東床尾山(839.1m)・・・床嶺の家・・・糸井の大カツラ

おおよそ3.4km・約4時間30分
【含:休憩・昼食・女子のおしゃべりタイム】


先週の金曜日にあっぴんから連絡アリ。
休日出勤でなければ一緒に山におでかけしよう!ということになった。早出&残業のおかげで金曜日で仕事が終わり、怒涛の1週間がようやく終わった・・・ぐったりなのにこのわたしが睡眠時間5時間で朝5時過ぎに起床(奇跡)。

支度をして6時前に、いつものように第二神明(100円)→姫路バイパス(無料)→姫路東で降り、R312で北上。心配していた天気も大丈夫そうで、約束の9時半より1時間以上前に到着した和田山のジャスコ上空は、

るんるん♪
やほほい☆

この通り。わーい(・∀・)。

お昼から下り坂のようだから1分でも1秒でも早く来てちょんまげ!!と思いながらその旨をあっぴんにメール。多分圏外だからチェックするのは遅いだろうけど・・・

9時半になっても現れず。そこで着信アリ。

「あ、かおりん?まだ着かんわ」

えー!!」

と言っても仕方ないので、
言ったけど・・・道の駅・但馬楽座まで移動しておく(;∀;)。

「ごめんごめん!」と現れたあっぴんはどうやら一昨日食べた天ぷらに当たった模様。ちょっと大丈夫なん?(;・∀・)

「長距離はちょっと厳しい」

ん、Pちゃんならそりゃそうだ。ということで氷ノ山×。蘇武岳×。空の様子も伺ってみる。姫路方面からこちらに黒い雲が流れてきている・・・うむ。山の方向的にまだしばらく青空を保てそう、かつ車を使い、ピストン往復ならば歩行距離も大分短くなりそうな、和田山の東床尾山に決定。決定。大決定。

「ナビあるから任せて」

なんていうから乗り込んだのに、ナビにさんざんだまされて(爆)、結局わたしの地図にて誘導。R9→出石(いずし)へ向う県道10号線→途中で「糸井渓谷」と出てくるのでその方向に行けば問題ナッシングです。

ダートの道をズンズン進み、糸井の大カツラ前に到着。無料の駐車スペースが10台ほどあり、わたしたちは2台目。簡易ながらもこぎれいなトイレも有る。<ただタンクに水が貯まるのに5分かかるそうなので団体で行かれるときは要注意。

テリオス号
無料駐車場

カツラカツラと言うが、桂三枝とは関係ない。<わたしはいつも「カツラ」と聞くと「いらっしゃ〜い♪」が流れるのだが、わたしだけではないはずだ。

こには国の指定を受けた天然記念物の大カツラという木がドドンと。耳にしたことはあったけど(この但馬地区周辺には6つほどの大きなカツラがあるのだ)、目にしたのは確か初めてだ。

主幹は既に朽ちていて、周りにひこばえ(=切り株や木の根元から出る若芽)が約80本も生えている。んー何と言う貫禄。ひこばえだけ見たらひょろひょろで頼り気がないのに。たとえ朽ちていてもその奥にあるものの威厳のせいなのか。片寄せあって子が親を守っているその姿が素敵だからなのか。

ちびっこに見えるかな がんばれ☆
でかい ひこばえ達

登山道は大カツラの左手から伸びている。注意書きの看板があったけれど、2004年の台風23号の影響で登山道がかなり荒れているらしい。<後で調べるとルートも以前と少し違うようである。
一応登山口には頂上まで1.7kmと書いてある。


行くどー! 緑LOVE
行ってきます☆ 緑がきもちええー

雨の後なので、滑りそうになりながら不安定な細い道を歩いていくと、木漏れ日の気持ちの良い場所に出た。こんな道が続いてくれたらいいのに・・・(望)。しばらく歩くと、鉱山精錬所跡地が出現。昭和初期まで、この辺りでは掘ったら必ず金山に当たる鉱山だったのだそうだ(60へぇ)。ベンチがあったので少し休憩をしてから出発。

それにしてもここ以降は


橋がない・・・
よくわからん道多すぎ(;・∀・)

沢渡りを繰り返すこと数回。今日はまだマシだけれど、増水したら渡れないんじゃないかと思う場所もいくつかあったし、道もわかりにくいところが数箇所。何より濡れていて歩きにくい。頂上までそんなに距離がないのでまだよかったけれど。なので、雨の後は特に気をつけましょう。

あっぴんの体調もあり、今日はスローペースで歩くことを決めていたので、何か変わった植物がないかと2人してキョロキョロ探索したのだけど、結局見つかったのがこれだけ(笑)。

食べちゃだめYO!
テンナンショウの仲間
コウライテンナンショウかな?

どうやらテンナンショウの実らしい。春にはすらりとしたちょっと面白い形の花が咲くようだ。実だけ見ると、とうもろこしの緑バージョンのようでおいしそうだけど、どうやら毒もあるらしい。一部漢方薬に使われるそうだけど食べないように気をつけましょう。

で、ジグザグの急登をしばらく堪えながら登ると床嶺の家(非難小屋)に到着。ところがアナタ。

あれま!
屋根、ずれすぎです(爆)

ドリフのセットみたいです(謎)。よくまぁ、これほどに、というくらいの壊れっぷり。雲行きが怪しくなってきたので、頂上へと急ぐことに。ここから少し下って少し登ると、頂上の100m手前に誰かが住んでいそうな小屋が登場。電気も通っているようである。

もうちょっとだ!
ラスト100m

頂上付近では降って湧いてきたような公園に咲くような花が多数出現。何だか山には不似合いな気がするのはわたしだけか。かわいい花なんだけどね。なにはともあれ、東床尾山到着!

この花はなくてもいいような気が・・・
何でしょう、この黄色い花は

あっぴん(・∀・) あたい(・∀・)
東床尾山(839.1m)到達 いえい☆

それにしても、この頂最高の景色が欲しいがままに!!今まで登ってきた関西の山の中でも(まだ少ないけど(;・∀・))トップ3に食い込みます。それくらいいい(・∀・)。視界がいい日には天橋立の方まで見渡せるそうだ。氷ノ山までは黒い雲が邪魔をしてよく見えなかったけど、但馬ドームははっきり見えしね。

氷ノ山と反対方向だたような 空には自由人だらけ
どっち方向か忘れたけど(;・∀・) とにかく気持ちいい!

「ひさしぶりにお腹空いたって感じるわー大丈夫、食べれる!」というので、持ってきたカレーヌードルを作成。今までバーナーや余分な水って重たくて持ってきたことなかったけど、ついに轟も頂上でラーメンデビューです(祝)。

わいのわいの♪
いっただきまーす♪

自分のためだけに持ってくるのは邪魔くさいけど、誰かのために持ってくるのだったらいいかも。あっぴんはたいそう喜んでくれました(凸)。しかし、何かのときのためにと持ってきた水6リットルは多すぎたな、うむ。何のためだか。

それにしても雲が慌しい。どこからやってきて、どこに行ってしまうのか。余計なお世話だけどとても気になる。

妄想癖のある2人なので、そんな他愛のないことからでも話を膨らますことができる。そんなくだらなさが、とても楽しい。もうええやろ!というところでいよいよ下山開始。下りの方が怖いかもと思ったのも強ち間違いではなかったようで、少々へっぴり腰になりながらゆっくりと下っていった。

下山したのは登り始めて4時間半後。・・・しゃべりすぎです(爆)。

道の駅但馬楽座まで戻り、600円温泉に入ろうとするも、団体様が入浴中とのことで待合室にて待機。熟睡しているとおじさんからお声がかかり、入浴。ここの温泉、ひさしぶり。600円もするくせに、内湯がひとつとサウナしかないのだけど、出て化粧水もつけていないのに顔がモチモチ♪あっぴんもそうだと言っていたのでなかなか良い質のようである◎。あーさっぱり!気持ちよかった。あっぴんと泳げたし(え?)。

近くのkatashimaという最近できたという喫茶店で夜ご飯。とっても素敵。店が素敵なのにうっかり自分に酔ってしまいそうだった(謎)。

いい感じです♪ デザートめっちゃおいしかった♪
katashima カプチーノ味

山の話から仕事の話、もちろんメインの恋愛話まで話題に事欠くことはない。

何かすっごい楽しい1日だ。

一人で山に行くだけよりも、温泉がついて、友達がいて、笑いがあって、おいしいご飯があって。

でもそれは、山歩きが好きな気心知れたあっぴんだからなのだと思った。だから一緒に共有できた時間。何かを一緒に楽しめることができるトモダチは絶対に大切にしなきゃいけないって心から思った。

何かわたしばっかり楽しんで悪いなぁーとほんの1ミクロンくらい思い、む。にお土産のケーキを。む。用に2つ。わたし用に1つ。一応、差をつけときます(笑)。


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