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No.39 鉢伏山(はちぶせやま)/兵庫県養父市 
2006年10月21日(土) はれのちくもり
同行者:なし。 ジムニー走行距離:147.5km(片道) 

●コース概要●

ハチ高原(標高約900m)・・・ゲレンデを歩く・・・
・・・鉢伏山(1221.1m)・・・林道出合・・・ハチ高原

おおよそ4km・全行動時間1時間15分【撮影時間時間含】



今週になって、あっぴんから一通のメールが届いた。

「お母さんから、氷ノ山紅葉登山大会(10月22日日曜日)に来なさいとの命令です」

ここで言うお母さんとは、以前林間学校で働いていたときにお世話になったところの社長婦人(御歳7●歳=推定年齢)のことである。

9月の第4週から、富士山・天城山、六甲全山縦走ハーフ練習・名古屋、実家での会合・剣山・石鎚山、比叡山とまぁ、立て続けにおでかけをしている上に、先週から11月の2週までは仕事が忙しいのでもうゆっくりしようと思っていた矢先の召集。

「ちょっとしんどいので行けません」

ぬあんて言える訳もなく。

「ちょっと考えます。
行くとしたら当日到着はムリなので前日から行くと思うけど」

と返事をしたはずなのにいつの間にやら
行くことになっている模様。えぇ?(;・∀・)

氷ノ山(ひょうのせん、関西百名山の1つであり、日本二百名山の1つ)には過去2度、新緑登山大会と紅葉登山大会で登っているのだけど2度ともに大雨(;∀;)。その2度とも一緒だったのがあっぴん。絶対雨降らんでよ!と祈りながら天気予報をチェックするがどうも日曜までは天気がもちそうな様子である。うむ。いい感じじゃ。

と言うわけで、2日分のむ。のための食料を残し、土曜日のお昼前に出発することにした。せっかくならば、あっぴんがずっと前から「よかったよかった!」と言っている例の滝と、何度も登っているけれど改めて鉢伏山(関西百名山)にも登っておこうと思ったからである。

いつものように第二神明(100円)→姫路バイパス(無料)→R312で北上開始。秋晴れの土曜日でジムの窓から吹き込んでくる風がとても気持ちいい。

多少混雑していたものの3時間ほどで大屋町の日本百名瀑の天滝に到着。

上の駐車場まで上がっていくと道端に置ける場所も考慮してもどうも30台ほどしか車は置けないようである。土日のシーズンには大分混むようで、下の駐車場に置いた場合、片道2km余分に歩かないといけない。が、仮に上の駐車場が混んでいる場合、道幅が狭い上にユーターンができるスペースもなさそうで、かなり厳しいと思われる。
紅葉シーズンの休日など気をつけてね。

ジム、なんとか駐車スペースをゲット。人はそういないだろうと思っていたのに駐車場はほぼ満杯。人気の滝であることが伺える。この上の駐車場から、滝まで1.2km。一応コースタイムは40分。 ジムはどーこだ?
いきなり始まります さて、いきなりこんな景色がお出迎え。あぁ、何だか山梨県の西沢渓谷や、三重県の赤目四十八滝を思い出すなぁ・・・この2つは片道3〜4km。しかし、ここは1.2km。

距離は短いけれど、コンパクトにまとまった、いいトコ取りの遊歩道だと感じました。
歩道は広く、整備されていて非常に歩きやすい。しかし、短い登山道だと思ったほうがいいかも。200m地点ですでにゼーゼー言っている人もいたので。足元はスニーカー以上が望ましいです。 めっちゃきもちえー!(・∀・)
いいねぇ♪ 土曜日に訪れたので人が多いのが難点だけど、道幅が広いのでラクラク通行可能なのが◎。途中、いくつもの小さな滝が登場し、プチ癒しを与えてくれます。

途中、「糸滝」たる(確かそんな名前だったはず)、糸のように細々と流れる滝にしては貧弱と思える滝が登場(写真はうまく取れてなかったので割愛)。そんな風に、静かに流れる滝もわたしは好きです。
夫婦滝。

途中に点在する滝にはどれも華やかさはないけれど、一息入れるのにいいタイミングで登場してくれる。

なかよしです

って思っていたらいきなり現れたYO!ドーン!!

いやいや、こう来ましたか。いや、こう来ましたか!!

カンに触るおっさん軍団が居て、絶対先に行かすかと(爆)、写真を撮ったらさっさと歩いていたので15分程で到着。まだ先だと思っていたYO!想像していた滝とは違っていたYO!思ったよりももっと大きかったYO!YO!YO!

と言うわけで天滝に到着。

その姿は天高くから降り注いでくれる、人間は自然に、多くの恵みを与えてもらっているのだと再認識させてくれた滝だった。

あえて写真は大きくしません。どうせ伝わりきらんはずだから。

しばし、アホ面してぽかんと滝を見上げていた。
キターー(☆∀☆)
疲れた心が生き返るねー! 少々不自然な立派過ぎる階段を登ると、滝に接近することができる。

しぶきを浴び
滝の水に触れてみる。

大きいけれど、決して遠い存在なんかじゃない。そんな滝がいっぺんに気に入ってしまった。
滝の裾が好きだったりします。オシンコシンの滝も好きだったなぁ。

今まで訪れた様々な場所が、走馬灯のように駆け巡る。総集編か、ここは(笑)。
上だけじゃないわよ

そんな感じで滝を予想以上に堪能し、鉢伏山に登るべくハチ高原を目指した。到着したのは既に16時。急いで準備をし、ペットボトルとカメラだけを持ってゲレンデへ飛び出した。

向こう側に氷ノ山 高原の10月はわたしが最も愛するもののひとつ。ジミに思われがちなススキが自由にどこまでも広がる。とても美しい景色に対面できる。

しかし今日は晴れの予報のはずなのに、雲のかかる氷ノ山・・・明日が実に心配である。
反対側に鉢伏山。どんどんガスに覆われていっている頂上。急いで登らなければ・・・ピークハント上等っす。 今のところ大丈夫そうだけど・・・

ゲレンデって当たり前だけど何気に急よね。前回のように一直線で頂上を目指そうかとも思ったのだけど今回は賢く稜線に出た後、途中からは登山道を歩きました。

ガスガス ガスに向って一直線!

それにしても肌寒い。ウィンドブレーカーを着ていても寒いです。ブルブル。
キョロキョロしながら花を探したのだけど、ぽつぽつ咲いていたリンドウのみ。こんな茶色な季節に咲いていたら目立てるのになぁ。 よく出会うね
模型です 頂上からは明らかに展望が望めそうになかったのでその手前よりハチ高原側をパチリ。

この季節の高原はとても静か。人気がないので町が止まってみえます。

あれれ。
あっちゅー間に
鉢伏山(1221.1m)到達!

って、いつの間にやら到着。リフト沿いを直線で歩いたときより速い、45分。まぁ、いいや。明日のための足慣らしと、関西百名山を始めてから改めてピークを抑えておきたかっただけだし。

下りはちょうど反対側の階段から降り、林道に下りてひたすらアスファルト道を下っていった。

「ハチ高原→」というところから再びゲレンデへ。暗くなる17時半前にはジムのところへ戻ることができた。
下りの階段はラクチン

この時期には珍しく、まだ林間学校に来ている小学校があるらしい。夕べの集いをしている子供たち。5年生って生意気なようでまだ子供らしさ、素直さも残っていてかわいいんだよね。

元職場に移動し、ご挨拶をしてちゃっかり大盛りご飯+ビールまでごちそうになる。
禁酒していたからそりゃーおいしかった(笑)。みんなに会うのは1年半ぶりで、仕事を辞めてもう4年になろうとするのに、そこでご飯を食べていることに全く違和感がなくって、明日からでもみんなに紛れて働けそうな勢いである。

つまりは、3つめの自分の家みたい、というか。

あっぴんと一緒にお風呂に入り、しっかり泳いで(謎)、やっぱりと言うか何と言うか・・・明日5時起きだというのに眠ったのは24時をはるかに超えてから。

やっぱりね。こうなると思ったのYO!本当にね、しゃべりすぎ(笑)。

さぁ、明日の氷ノ山は晴れるかなぁ。


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