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No.38 扇ノ山(おうぎのせん)/兵庫県・島根県 
2007年11月3日(土) はれ
同行者:なし。 ジムニー走行距離:288.6km 

●コース概要●

ふるさとの森/無料駐車場(標高約670m)・・・林道・・・
扇ノ山登山口(標高888m)・・・扇ノ山頂上(1309.9m)・・・
<来た道を戻る>・・・登山口・・・駐車場

約13km・全行動時間3時間30分【昼食・休憩・撮影時間含】

参考:ふるさとの森〜登山口=片道4.5km登山口〜頂上=片道2km



ずっとずっと機会を逃していた兵庫県北部にある扇ノ山。今日もまた遠くにでかけるにしては出遅れた感もあるけれど、すこぶるいい天気。こんな一日を逃すなんてもったいないわい、とジムニーに乗り込み出発することにした。

いつもなら国道2号線の姫路バイパス→R312を利用するところだが、無料のバイパスでもうちょっと距離を稼ぎ、R29で北上していく。このR29沿いには4つの道の駅もあるし、スタンプラリーにもってこい。

まぁ、そんなことより、本当はほとんど走ったことのないR29に興味シンシンだったからだけど。@道の駅・山崎→A播磨いちのみや→Bみなみ波賀→Cはが、とひさしぶりの道の駅めぐり。

渋滞してなくてよかったー ちょっと甘すぎたかなー
今日の姫路バイパスはスイスイ〜 みなみ波賀のパンやで買ったリンゴシュー

知らんかったー それにしてももっと分散させてくれぇ!という位、少し走れば道の駅。波賀町、2つもあるのですが・・・

まぁ、それはいいとして、「はが」が近畿の1号だとは知らなかった。意外と地味なところにあるのね。りんごの特大オブジェがあり◎。

是非とも轟フォトを撮りたかったのですが青空市をしていたのでムリでした。夜ならやりたい放題かもよ?
道の駅・はが=近畿の道の駅第1号
道の駅・山崎あたりで渋滞をしたものの、もう道の駅・はがを過ぎたらもう信号なし、車なしの快適なドライブだ。

天気もよくて、山も秋色。あったかい格好をしてジムニーの窓を開けてブイブイ。何て気持ちがいいんだ。

あ、時々思い出したかのように路線バスが現れるけど(笑)。R312に比べ、交通量も少ないし、信号も少ない(南からの場合若桜町辺りまで)。
気持ちよすぎ
爽快!

鳥取県内に入り八東町の県道37号へと入る。「扇ノ山登山口」と書いてくれているので非常にわかりやすい。そのままずんずん進み、途中で37号を外れ、案内どおり「ふるさとの森」へと進んでいく。

いい色!
ふるさとの森の駐車場から

こりゃすごい!と急いで準備をし、駐車場の横手から伸びる林道を歩き始める。ジムニーなら走れそうな道ではあるけれど、一応車両通行止めだかなんだかノ看板が出ていたのでやめておく。・・・が、この林道歩き、思いのほか長くて登山口まで何と1時間弱。

凸凹が多く、そこまでエグれている、というわけでもなかったけれど時期によってはタイヤが大きくないと擦ると思う(そして四駆が安心だと思う)。どこからやってきたのか、軽トラのおじいちゃんとおばあちゃんが笑いながら下りてきたのと(笑)、あとは登山者らしきジムニーの男性が下りてきたのと、登山口にCR−Vが一台停車、の3台を目撃。

だんだん飽きてくるけど(笑) ようやく、だ。
気持ちのよい林道のはじまり
(アスファルトは最初だけ)
やっと登山口に到着

ここから頂上までたった2km。一気に標高差400mちょっとを上がっていくわけだけど・・・登山道ーわたしの苦手な丸太階段ーが出迎えてくれるわけである。天気の割りにかなりぬかるんでいるし。

結構、階段もぬかるみもしつこく続く。カンベンしてくれー。

意外とやわらかい山 稜線尾根に出るとホッと一息。景色がパっとひらける。周りの山々もやっと顔を見せる。そして現れるブナの木々。

それほど大木というわけでもないのに、そして、既に葉は地に落ちてしまっていて、その姿があらわになっているわけだけど、その貫禄といったら行く登山者の足を次々と止めるほどのものだった。

プロポーションがいいのかしら(笑)。
扇ノ山、捕らえたぞ

からまるからまる のびるのびる
遊ぶ 広がる
にょきにょき すくすく
進む 生きる

ここから少しの距離の間に、多くの下山者とすれ違う。小さくてでも遠い山とばかり思っていたけれど、10人以上の団体がやってくる山だとは(しかも2団体も)。隅にはおけない山である。

上のブナの木を見てわかるとおり、まだまだと思っていた紅葉だけど、扇ノ山では既に遅かったようである。キラキラと光り輝く、新緑に負けず劣らずの色を見に来たのに、扇ノ山にあったのは小さい秋。

かわいい秋です
みーつけた

それもそれで、ちっとも悪くはない。

そして最後を登りつめると・・・

あれれ。ここですか・・・
あれま、扇ノ山(1309.9m)到達!
関西百名山28座目

かわいらしい2階建ての避難小屋のある山頂。それにしても、この山って木々に阻まれこんなに視界が悪いとは・・・(ほとんどよく見えない)。

で、避難小屋が綺麗との噂を聞いていたので上がってみようと思ったけれど、わたしが辿り着くや否や中に居た人がガラガラと戸を閉める音が聞こえたので、小心者のわたしは入っていけなかった(涙)。

でもこの難小屋の2階の大きな窓からは付近の山々が見えるそうなので上がってみる価値はあると思いますYO!

今日はネックウォーマーを持ってきたけどそのおかげで体を動かすのをやめても体があまり冷えないようだ。ベンチがあったのでそこに腰掛けて、お湯を沸かしてお味噌汁を作る。あとは作ってきた梅干のおにぎりが今日のお昼ごはんだ。

あったまるね〜 さぁ、帰るぞー
お味噌汁が一番 林道歩きの方が長いのがなぁー

ご飯を食べていると他のルートから続々と登山者が到着。みんな大きな荷物を持ってきているのでどうやら避難小屋泊まりのようだ。それにしてもこの山にその荷物?!という感じだし、◎時間で来れた、としきりに言っていたので歩荷練習なのかもしれない。

ふーふーひー 黄金色
むむ?!ラマーズ法のススメ? こんな色の時間が訪れました

階段なのに、ぬかるんでいるせいでなかなか思うように下りれなくて、で、焦っていたらすってんころりん(笑)。それからは慎重に下っていった。

それにしても登山道がどうとかいう以前に、とにもかくにも林道が長すぎ。

紅葉の時期でさえそう思うのだから、他の季節だと・・という気もしないでもない。温泉町の上山高原から、あとは姫路ルートと、何本かのルートがあるので自分の好みに合ったルートを選ばれますよう。
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