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No.01 伊吹山(いぶきやま)/滋賀県伊吹町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006年8月11日(金) はれ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
同行者:なし。 | ジムニー走行距離:471.6km (13時間) |
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●コース概要● 伊吹山登山口(標高220m)・・・伊吹山(1377.4m) ・・・頂上のお花畑ぐるりん・・・伊吹山登山口 おおよそ12km・約6時間 【含:休憩そこそこ・お花ウォッチング(1時間ちょい)】 |
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4時に起きるつもりが2度寝をしてしまい6時発。シマッタ。 しかもしばらく走ったところで、まさかのデジカメ忘れ。ばかちんがー!山、しかも伊吹山。お花の宝庫だぞ・・・ということで引き返し、かなりのタイムロス。 篠山(兵庫県)経由で行こうと思い、亀岡(京都)まで100km、国道だというのに2時間というなかなかいいペース。しかししかし京都市で痛恨の大渋滞。え。もしかしてもうみんなお盆休み始まってるのかしら・・・
いい感じで流れていると思ったら渋滞。清水寺を越えたと思ったらスイスイ。そんな罠に引っかかりながら京都市内から大津まで一体何時間かかったことやら。しかも、エアコンガスが切れて久しいので(もしかして去年から?)車が止まると京都の街はアツイの何の。しかも長袖着ているし(大汗)。いつもの窓全開ではどうにもなりません!さすがのわたしでも今日はエアコンをかけたかった。 トリックにひっかかったとはいえ判断が遅かった。100kmを切ったあたりでひさしぶりに高速に乗ることに。このくらいならジムも大丈夫でしょう(多分)。 ズームイン朝でやっていたらしく、みんな知ってか知らずか、SAのスタンドは長蛇の列。高速では先月の上限までしか値段がつけれないらしく、8月は137円らしい。137円って何ヶ月か前までびっくりメン玉飛び出るくらい高いと感じる値段だったのに、130円台で安く思えちゃうってかなりの重症。この調子でまだまだ高騰するのかしら(怖)。 長浜で高速を下り、しばらく走るといい形の山が!
道の駅で情報を仕入れ、下から登れる伊吹山登山口へ。ちなみに伊吹山ドライブウェイにうっかり乗っちゃうと、頂上付近まで行けちゃうので歩きたい方は要注意。 こんな暑い、しかもお昼過ぎから登る人はそういないようで、駐車場はわりとガラガラ。調べによると1000円が相場との事だったけど、民家のお庭に置かせてもらうのなら500円というところもあり(しかも登山口の近く)、ピンポンを押しておばちゃんにお支払い。
登山口の神社のところには立派な案内板がありとてもわかりやすい。 登山道の途中にも割りと◎合目としっかり書いてくれていてどれくらい自分が歩いてきたのがわかるのがうれしい。というわけで案内図をお借りして・・・今日の行程はこんな感じ。片道約6km。標高差1157m。1kmで標高が200mもはアップしない計算なので、今日はお気楽山歩きなのかな。とにかく花が楽しみ。ワクワク。
ちなみに、この滋賀県の伊吹山、関西百名山でもあり日本百名山のひとつでもある。関西百名山の中で、日本百名山にも選ばれている山は3つしかない。そのうちの1つがここ伊吹山である。わーい。ひさしぶりの百名山。 裸山なのをおそれていたけど、とりあえず1合目までは日陰が多く、目にもやさしめ(でも暑い)。ここまでの区間がいちばん長く、1km弱。ゴロゴロの岩ゾーンで、ウォーミングアップにはぴったんこ。
今日も34度ということでそそくさと1合目の自販機でジュースをゲット。たった1km歩いただけだというのに既に缶ジュースが150円。綺麗なトイレ有。 1合目〜2合目にかけては高原内をズンズン歩いていく。ちょっと角度がきつく、しかも土が乾ききっているので滑りそうで(滑らないけど)若干歩きにくい上に、ここからは裸山なので太陽が容赦なくカラダを刺す。あ、暑い・・・でも、天気もよくて、空も青くて、パラグライダーをしている人もいたりして、もうここでカワラナデシコがわんさか出現。早く頂上に着かないかなぁと思いながら、今日はゆっくりゆっくりペースを乱さず歩いていくことに。緩やかな道になってもガマンガマン。 3合目にまた綺麗なトイレがあったので、トイレ裏の日陰でちょっとジュース休憩。 3合目から4合目にかけてはなだらかで歩きやすい。道端には徐々にいろんな花が出現してきて、写真を撮ってばっかり(凸)。
この時間になると、すでに下ってきている人も数多く、言葉をかわしているとあれよあれよという間に5合目。4合目の看板に気がつかなかったのか?余計に早く感じた。 5合目の休憩所で、登って今から下りるところだというご夫婦に遭遇。そこで15分くらい会話。奥さんはしゃべるよりもうんうんと頷いていることの多い大人しい方だったのだけど、2人で山に出かけるのが好きだというのがとても伝わってきて、何だかとてもうれしくなった。北海道で出会った広島のKさんご夫婦や、仙台のTさんご夫婦を思い出した。あー連絡しようっと! 「この山は昼間はえらい山やけど、頑張って」
そんな言葉に後押しされて再スタート。ここからは視界がさらに開け、グイグイ頂上が迫ってくる歩き。たまにはこういう頂上を常に見上げての歩きもいい。ストレートに頂上まで道が伸びているわけではなく、グネグネと蛇行が続く。ゴロゴロ岩ゾーンをエッチラエッチラ。
行く手を阻む花たちが次々と出現。 それにしても、何度見てもクガイソウとルリトラノオ(頂上のお花畑に咲いている伊吹山の固有種)の違いがわからん。とっても花がよく似ていて、葉で見分けをつけるそうなのだけど・・・フムム。 クガイソウ:葉が輪生=茎の1節に3枚以上葉がつく。 ルリトラノオ:葉が対生=葉が茎の一つの節に2枚向かい合ってつく。 とりあえず、ルリトラノオは頂上のお花畑でしか咲かないようなのでこれはクガイソウなのだろうけど。んー葉をもっとしっかり撮っておけばよかった。
写真を撮りながら進むと。
でも頂上の像、どうしてこうしか作れなかったのか・・・と内心思ってしまったバチ当たりな轟でした。 登りで3時間弱と1合目から登るわりに楽な行程だったなぁ。それにしても頂上はまるでドライブイン。これだけ人がわんさか来るなら、証明書売ってるかもYO!ってことで、売店のおばちゃんに訊いたら、青い屋根のライバル店なら置いていると親切に教えてくれたのである。ありがとう。しかも買ったところのおばちゃんも、色違いで2枚買ったら(1枚100円)、もう1枚別のところが発行している証明書をタダでくれちゃったのである(喜)。
なんてことで喜んでいるけれど、頂上のお花畑はそりゃもう大騒ぎ。 ねえさん、
と言うわけで発見したお花をずらりと並べてみることに。
ここまできて、ルリトラノオの画像がない!!そうだと思って撮っていたのは全部クガイソウだったのか(そもそも伊吹山にいたときは区別がつかなくてパチパチ撮っていただけなんだけど)・・・と凹んでいたら、1枚ありました、イエイ。
確かにこうやって見ると葉っぱのつき方が違うなぁ。フムフム。 ・・・と鈍感なわたしにわかるわけもなく、実はルリトラノオには花穂(ぼよーんと長い花がつくところ)が複数個つくものが多いらしく、一方クガイソウは1つしか付かないみたい。確かに↑のクガイソウを見ると花穂がひとつですよね。ルリトラノオは花穂がいっぱい。それにしてもいっぱいお花が見れて満足、満足◎。 コハギボウシ(?)、ダイコンソウ、クガイソウ、カワラナデシコ、キリンソウ、コオニユリ、イブキトラノオ、ミヤマコアザミ(?)、オオバギボウシ、イワアカバナ(?)、ウツボグサ、ハクサンフウロ、メタカラコウ、クルマバナ、ルリトラノオ・・・うまく撮れなかったけど、ツリガネニンジンも咲いていた。多分わからなかっただけできっともっと咲いていたと思う。また違う季節に来なくちゃ。 伊吹山ドライブウェイで来れるからか、山にもほのぼのとした雰囲気が。 正統なチャーミーグリーンだったり。 現代版だったり。 後ろ髪を引かれながら、ピカピカに光る琵琶湖を望んで17時過ぎに下山開始。 もう、今日は終わりだと思ったのに・・・3合目に差し掛かったとき一帯に広がる黄色い花が!!なんじゃこらー。 おかしいな、来るときこんな花咲いてたっけ・・・えらい色の薄いニッコウキスゲやなーと思い、来るとき下ばっかり見て見逃したんだなと思いつつ、北海道の思い出に浸っていたおばかなわたし。 どうやらこの花の正体は、他の花がしぼむころ咲き誇り、次の日の朝にはしぼんでしまうお水の花!(笑)なーんて、夜に咲くなんてもったいない、レモン色の涼しげで、でも夏!を感じさせてくれる素敵な花だった。
暗くなる前に何とか下山。 もう夜は大丈夫だと思ったのに、あれれ、琵琶湖方面から浮かんでくる花火。そうか、花火大会だったのか。 と言うわけで帰りも渋滞。 行きに7時間、山に6時間、帰りに6時間(帰り:高速に乗らず)。ひさしぶりのジムの男走りだったわYO! 当然今日中には帰れず。今度はさっさと高速に乗ろう(決意)。 でも、本当楽しくてお花にも恵まれていい山だった。ひさしぶりの会心の山なり。暑くてもやっぱり山は晴れた日に限るよね。今度はもっとゆっくり花が見たいな。 画像の説明文が緑色のものは、クリックすると大きくなります。 |
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