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あれよあれよという間に決まってしまい、「雪の上を無性に歩きたい、静かな山小屋に泊まりたい」というあっぴんの願いをかなえるべく上高地から涸沢まで歩くことになった。 滋賀までJRで行くか、バンバンで行くか迷ったけれど、天気もいいし道の駅のスタンプラリーをしながら移動することに。滋賀まで250kmくらいか。
R175を北上して日本海側へと進む。渋滞もなく、快調だ。 道の駅・北はりまエコミュージアムではんこをポン。続いて、道の駅・丹波おばあちゃんの里でポン。しかし、アレ?丹波おばあちゃんの里ってこんなに綺麗な道の駅だったかしら?! それにしても、店内にはずらりとおいしそうなパンが並んでいて(しかも値段もお手ごろ)、別にお腹も空いていないというのに2つも買っちゃった。
表のテーブルで一息ついてから、出発。 それにしても暑い・・・まだ道がスイスイ進むだけありがたい。R175を北上したほうが早いのだけど、R176にある、道の駅・シルクのまちかやに寄るためにR176へ、それからR178、R175、と進み、道の駅・舞鶴港とれとれセンターで一服。着いたのが13時頃。 遠いと思っていた日本海も、一般道を走ってもお昼には着けるんだね。これって丹後半島を走って日帰りってのも全然可能ではないか。行動範囲がさらに広がりそうな予感(笑)。
お刺身もおいしかったけど、コロッケに「うまー!」と一人感激。 しかし、他にもいっぱい席は空いているのに(というか、わたししか座っていなかった)、何故かわたしの目の前に無言で座り煙草を吸い出すおっさんが現れたので退散。・・・嫌がらせですか?(笑) 一言あればね、全然違うんだよ。「どうぞ」なんだよ。何でそれがわからないのかなぁ。 場所を移してお腹をさすりながら、幸せ気分を5分くらい反芻してから移動開始。 R27→道の駅・シーサイド高浜→R303→道の駅・若狭熊川宿→R367→道の駅・くつき新本陣→R303→県道333→道の駅・しんあさひ風車村→R161→道の駅・マキノ追坂峠と、京都・福井・滋賀と大移動。
それにしても、しんあさひ風車村までの琵琶湖の湖岸道路は気持ちよかったなぁ。もう17時を過ぎていて、道の駅は閉まっていたんだけど、親切に電話ボックスの中にスタンプを置いていた。感謝。 今日はザックからニョッキリ出したステッキが功を奏したのかどうだかわからないけど、スレスレで抜いていく車は皆無。にんまり。18時にあっぴんとマキノの道の駅で待ち合わせをし、ご飯を食べ、温泉に行ってから2時まで仮眠することに。露天風呂でいつものごとく話をし過ぎて、もう22時を過ぎちゃった。 晴れるのかなぁ。晴れて欲しいなぁ・・・ |
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上高地から涸沢まで/長野県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007年6月14・15日(土・日) はれ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
同行者:あっぴん。 | アクセス:滋賀までバンバン、 滋賀から岐阜県平湯まであっぴんカーにて |
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●コース概要● 前鬼遊歩道 上高地バスターミナル・・・明神〜徳沢〜横尾・・・本屋橋・・・涸沢小屋(泊) 翌日・往復 2日計・約34km・全行動時間15時間【休憩・食事・撮影時間含】 標高差は約800m |
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2時起床、3時出発。まだ真っ暗だ。
8時前に、岐阜の平湯のあかんだな駐車場(1泊500円)に到着。 ちゃっちゃと着替えてバスターミナル行きのバスに乗り、上高地行きのバス(往復1800円)に乗りかえた。それにしてもすごい人!バスは直ぐに人いっぱいになった。 お土産さんチェックを入れつつ、ウロウロしてからようやく8時半頃行動開始。
あとは、紫色の小さな花のエゾムラサキだとか、おなじみのミヤマカタバミがたくさん咲いていたかな。 最初の休憩ポイント・明神まで約4km弱。大人の足で1時間くらい。 売店を一応チェック。ここの売店の手ぬぐいがとってもかっこいい。買おうかどうしようか迷ったけど、今回は見送ることにした。
ここから徳沢までまた4km弱。また1時間。
おーっと!初めて自然に咲くヤマシャクヤクを見ちゃった! あっぴんが見つけてくれたんだけど、分かりにくいところに咲いていたからなおさら大興奮なわたし(笑)。 ヤマシャクヤクは花が3〜5日ほどしか持たない短い命の花なのだ。だからか、花言葉は「恥じらい」。・・・花だけ見たら、ヤマに咲く花の中では割と大きくて恥じらいも何も・・・って感じもしないでもないんだけど(笑)。
ヤマシャクヤクに続き、うれしかったのがイワカガミの登場。 今年はもう見れないと思っていたからうれしかったなぁ。鮮やかなピンクなので、小さいけれど直ぐに見つけれちゃいました。
11:30過ぎに横尾に到着。 ・・・いやぁ。それにしてももう既に標高1500mくらいなんですけどね。 こんなに暑いとは! 汗だく。たまらん・・・ 今回はお気楽山歩きってことで非常食とおやつのみで一切食事は持ってきていないので、横尾の山小屋で何か食べることに。 でもね。メニューがね。
みたいな(笑)。 しかし、よーく見てみると、カレーライスの下に小さく「sold out」って書いているではありませんか!! ・・・選ぶ手間も省けるってもんです(笑)。
ちゃんとチャーシューも乗っかっていたし、あっぴんは肉が食べれないのでチャーシューとナルトをトレードしてチャーシューメンみたくなったし、塩分を体が欲していたのかとってもおいしく食べれて満足、満足。 外の木陰で20分ほど休んだんだけど、兵そうな人が次々やってくるわけだ。持ち物やスタイルを見ているだけでも非常に楽しい。 釘付けになったのが徐に食パン6切れを一袋取り出し、パンをモグモグ食べ始めたお姉さんだ。 何を塗るわけでもなくごくごく普通の食パンをかじりはじめた。 え?!味に飽きないのかな? 1食につき1枚づつ食べていくのかな? やっぱりダブルソフトだとフカフカで場所を取るからノーマル食パンなんだろうか・・・ わたしも礼文の8時間コースに食パンを持っていってしまった。withコンビーフだったけれども非常に後悔したもんだ・・・お姉さんも内心は・・・ などと、食パンのことでわたしの頭の中はイッパイ。 前にテレビで、コンビニに売っているモノの中で一番安くエネルギー摂取ができるものは食パンだって言っていたけど。 人のことなんだからどーでもいいことなんだけど(余計なお世話)、あっぴんも実は食パンに釘付けだったそうだ。 あ。やっぱり気になったよね(笑)。 さて。お腹も落ち着いたところで、12時半頃歩き始めた。 ここからチェックポイントの本谷橋までまた1時間ほど。少しづつ山を歩いているなぁという感じにはなってきたり、ときおり雪も出現し始めるけれど、まだまだ雰囲気的にはお気楽モードである。
もしかして、最後まで軽アイゼンも不要な感じで雪なんてなかったりして・・・ なんて考えたりしていたわけだけど、そうこうしていると、時折雪出現→雪出現→雪だらけへと変貌(笑)。
もうすぐそこに涸沢ヒュッテ(山小屋、わたしたちが泊まるところではないけど)は見えているんだけどなぁ。雪が腐っているとはいえ、軽アイゼンをつけたのでそれまでよりは歩きやすいはずなのに、まるでその場で足踏みしているみたい。 歩いても歩いてもなかなか進んだ感じがしないのが不思議(笑)。富士山の頂上が見えているのになかなかたどり着かなかったときみたいだ。 そこへキャァキャァ言いながら軽装・ダッシュで降りていく軍団。何なんだこのパワー(笑)。 挨拶をすると「カムサハムニダ」と返ってきたのでどうやら韓国からお越しのご一行さまのようだ。もう2時半なんだけど今から下るのかな?! 話しかけてみる20人ほどいたのはやはり韓国からのツアーで来ているようで、昨日山小屋泊・そして今日上高地まで下るそうで1泊2日で頂上まで行ってきたそうだ。いやはや・・・しかしピッケルやアイゼンを持っている風でもないんだけど、すごいなぁ。
写真を撮ったりなんだりしながら、ようやく4時前に到着。最後の雪渓で時間取っちゃったなぁ。今日の宿泊先は「涸沢小屋」(2食付8900円、予約したから100円割引?)。想像していたより随分と綺麗な小屋で、やはり下の涸沢ヒュッテに泊まる人のほうが多いのか、静かな山小屋の時間を過ごせそうだ。 4人部屋を今日はわたしたち2人で使えることに。やったね(・∀・)。忙しくなるのは7月20日を過ぎてからだそうで、それまでだったら比較的落ち着いているみたい。紅葉の時期だとやっぱりギューギュー詰めになるみたいだ。 山小屋のお姉さんがとても感じのよい方で、いろいろお話を聞いてみた。 最近韓国のツアーの方が増えているようで、先ほどの方たちも泊まっていたとのこと。何十人も連れているのにガイドが1人。アイゼンも壊れかけの(?(笑))危なっかしいものらしいし、ピッケルなんて持っていないそうで、昨日も事故があったらしい(゚Д゚)。 「わたしらも思い切って行けるのか?」 と思ったけど、案の定お姉さんに止められました(笑)。 しかしコリアン、見た目以上になかなか強行軍の模様。壊れかけのアイゼンって一体どんなのよ?!
もちろん山小屋なのでテレビも無ければテーブルも無い、お布団があるだけの簡素なお部屋なのですが、いやーめっちゃ綺麗やんと2人で大喜び。こんな感じなら山小屋泊もいいかな(笑)。窓から見える穂高の山山も最高。
売店でバッジを購入したり、念願の生ビールを注文。 ぷはぁ、うまー!! 缶ビールでいいかなと思ったんだけど・・・やっぱりジョッキ生は違うねぇ。山でこんなにおいしいビールが飲めるだなんて思いもしなかった。もちろん、テントを担いで、自然の中で寒いだの思いながら耳を澄ませて静かな時間を過ごすのも素敵なんだけど。 こういう山の時間の過ごし方もあるんだなぁと、目からウロコ。初めて知ってちょっと感激。ま、お金はかかるんだけどさ(笑)。 眠い目を擦りながら、夕食は5時半から。食堂で取るのはわずかに5人。50歳前後のご夫婦と、関東から一人で来られた男性1人とわたしたちだけ。とても気さくな方たちだったのでワイワイ話しながら楽しい夕食をとることができた。 まさかホタテ入りのグラタンや生野菜、ポークソテーなんかが出るとは思わず。また信州味噌を使っているらしくお味噌汁がおいしいのなんの。カレーとか、そんな程度だと思っていたのに・・多分、人数が少ないから多少豪華な部分もあるんじゃないかなってひそかに思いました(特にグラタン。笑)。あっぴんのお肉まで食べちゃったので、お腹ぽんぽこりん。 昨日あまり寝ていないので、フカフカのお布団に早くも6時半にはもぐりこんだ。 いい夢、見れそう。 ・・・翌朝。 5時前には起きていたけれど、2人してフカフカの布団の中でゴロゴロ。朝日に色づく山を窓から眺めながら今日もまたよい日になるのだと確信する。 まるで氷水のような水で洗顔をして、昨日のメンバーで朝食を頂く。朝からおいしいご飯にお味噌汁、卵、納豆とモリモリ。どうやら他の3人の方はアイゼンなしで登ってこられた模様。 今日は下りなので心配なのでゆっくりと下ります、とおっしゃっていたけれど、朝食後直ぐに出発された男性は見ていると速い速い!ほんの少しだけ時間が経ったかき氷みたく朝の雪はまだ硬いのに。すごいなぁ。 わたしたちはゆっくりとパッキングをし、山小屋のおねえさんとお話をしたり、一緒に写真を撮ってもらったり、雪上で記念撮影をしつつ、8時前にやっとこさ移動開始(遅)。
昨日、あんなに歩いても歩いても進まなかったような気がした雪渓はものの十分ちょっとで下ってしまった。 「楽しかったね」「山、綺麗やったよね」「この時期の山小屋が静かでいいね」「また来たいね」 何度も何度も後ろを振り返りながら。
あっぴんが楽しみにしていた徳沢ロッジの高菜チャーハンを昼食で食べ、後はテクテク歩きながら(あっぴんを大分待たせながら)花を撮りつつ平坦な例の道を歩いて帰るのでした。
お土産やさんめぐりをしたり、ソフトクリームを食べたり。 人気観光地である上高地なので当然なのですが・・・人でいっぱいの世界に戻ってきてしまいました。ほっとするような、でもなんだか寂しいような。
バスで駐車場へ戻り、温泉を探しながら滋賀へ・・・途中高速が動かなくなったので、一般道へ降り、岐阜からトコトコと国道で。適当な温泉が見つからずそのままあっぴん宅へ着いたのが21時過ぎ。 少し寝ていったら、と言ってくれたのだけど、寝たら起きれないのはわかっていたので神戸へ向けて出発。途中R9に乗ったまま、京都へ向かうという大失態をおかしつつ、3時前に帰宅。あんなに暑かったのに、バイクの夜はいつも寒いなぁ。 よく歩き、よく笑い、よく走りました。・・・しかし、楽しかったけど疲れたなぁ。バイクで長野まで行ったらやっぱりもっと疲れるよね(笑)。 |
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