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ひさしぶりに帰ることができる実家。去年の10月の連休に帰ったときも徳島の剣山、愛媛の石鎚とことごとく台風に見舞われた。まさかこの7月に大型台風に遭遇するとは(涙)。わたしって四国に台風を呼ぶ女? 登る予定だった14日に美容院に行ったところ、先生から筏津登山口へ愛媛県道47号線の道の駅・マイントピア別子ルートからは土砂崩れのため、行くことができないという情報をゲット。 翌15日に、新居浜市役所別子山支所(0897−64−2011)に電話をしてみた。先生情報通りダメらしいが、四国中央市・川之江の方まで行き、R11→R319→法皇トンネル→県道6→県道47と大回りしていけば行けるとのこと。予定では7月22日に工事は終了するらしい。花の情報も教えてくれるのに、行けるとわかったわたしは満足して電話を切ったのでした。 花、道路状況等、気になる方はおでかけ前に情報収集を。連休だからか?日曜の朝にお電話しても対応してくれ、丁寧に教えてくれましたYO! |
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No.17 東赤石山(ひがしあかいしやま)/愛媛県 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007年7月16日(月) くもり一瞬はれのち雨 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
同行者:なし。 | ジムニー走行距離:203.5km | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●コース概要● 筏津無料駐車場(標高665m)・・・瀬場谷分岐・・・赤石越 ・・・東赤石山(1707m) ・・・登りとは違うルートにて・・・瀬場谷分岐・・・筏津無料駐車場 おおよそ11km・全行動時間7時間【昼食・休憩・撮影時間含】 |
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前日直子と23時頃まで会っていたため、4時起きのつもりが2度寝をしてしまった。眠くて眠くて行くのを止めようかと思ったりしたけど、行かなければ激しく後悔するのはわかっていたので、無理やり起床。 おにぎりを作っていこうかと思ったけれど、具材がどこにあるのかわからなかったのでコンビニで買うことに。いまや、何がどこにあるのか全くわからない。人の家みたいだ(笑)。 遅れを取り戻そうと高速に乗って行こうと思ったけれど、早朝から開いているスタンドがなかなか見つけられず、R11も休日のためか混んでいなかったのでそのまま下道で走っていくことに。 それにしても伊予三島(四国中央市)まで走るって、大分遠いんですけど。R319を走り出し、グネグネといきなり高度を上げていくと法皇(ほうおう)トンネルに出くわした。 姉に言わせれば、「10年くらい前に通ったけど、変わったトンネルやった」というトンネル。さて、どんなトンネルなのやら。レッツゴー!
コチラ方面から突入する場合、向って左側に待避所がいくつかあるのでやり過ごすことはできそうだけど、次の待避所までどれくらい距離があるのかなんてわからないし、ライトが見えたら入り口付近で待っているのが正解のようだ。それほど交通量も多くなさそうだし。 ちなみに、逆側へ行くに従って少しづつ道幅は広くなっているようで、最終的には1.5車線幅になっていたのではないかと思う。 突入してしばらくすると、後ろ2台の車がこっちがビビるくらいの猛スピードで間をつめてきた。 外に出てみるといい年したおっさんだったようだ。出くわしたら待避すりゃーいいんだから、必死になって金魚のフンのようにくっついてくるのは止めてくれって感じだ。かっちょ悪すぎるし、気持ち悪いですから。 あ、ちなみに撮り逃したけれど、このトンネルを抜けたすぐ後左側に、なかなかいい滝がありました。P有。クネクネ道が続く下り・上りで、キモい後ろの車を振り切りあとは快適にドライブ。窓はいつものごとく全開だけど、風を受けると少し肌寒いくらい。
この時期の東赤石山に狙いを定めて早1年。 ここの山へ来た目的はなんと言っても、ここの山固有種のオトメシャジン(キキョウ科)に出会うためだ。目をぱっちりさせて、歩いてゆく。車が数台停まっていたものの、台風明けのとても静かな山あるきになりそうだ。 曇っているおかげで汗は吹き出るけれど、喉の渇きはそれほど感じない。 行程は少しきつめだなと思うととたんに平坦道になる、というありがたい道の繰り返し。前半は花も咲いているわけでもなく、沢音に耳を傾けながら、時折沢渡りをしながら黙々と進んでいく。台風の後で増水のため、沢が渡れないのでは・・・と思ったりもしたけれど、問題なし。 途中で単独行のおじさん2人を抜かしたあとは、全くもって最後まで貸切状態。ひゃっほい!
分岐点ではどちら周りでもよかったのだけど、とりあえず左手の赤石山荘方面から登ることに。 また、ここからとてもよい景色が続いていく。 木々の隙間からは轟音をたてて怒り狂ったように流れ落ちる滝。名があるのか、それさえもわからないけれど。 ・・・なんて感動していたら。
同化しすぎのかえるちゃん。しかも、でかすぎです!!(わたしの手のひら大以上)あやうく踏むところだったわ。わたしに乗っかられたら即死よ、即死!! どうやらジャージを着ているらしく、体の横には白のラインが。1回のみならず、この後4度ほどこのかえるちゃんの仲間にやられました。本当に直前まで見えないんだもん・・・
一瞬、山に登っていることを忘れそうな感じ。渓谷巡りしてたっけ?みたいな。 それほどまでに、ステキな登山道の繰り返し。 1400〜1500m付近になると少々道が退屈になってきたりもするのだけど、その代わりにポツポツと花が出現し始めてくれました。いやー待ってましたよ(笑)。ただ、名前がわからないものが多し、ですが。
そうこうしていると、赤い石が行く手に現れてきた。さすが東赤石山。
赤石山荘へ行く道(左)と、東赤石山へ行く道(右)への分岐に到着。赤石山荘方面から人の声が聞こえてきたので右に逸れていく静かな道を選択した。
その他、コウスユキソウを初め、色々な植物がにぎやかに出迎えてくれた。レブンウスユキソウを見て以来、大好きになったウスユキソウ。「コ」がつくだけあって小さなウスユキソウだ。
かわいいー(・∀・)。 コウスユキソウはあちらこちらに咲いていて、まさに真っ盛りという感じ。咲いていても、どちらかというと地味な花なんだけど、とっても愛らしくてわたしは好きよ。
時間をかけながらゆっくり散策。それにしてもオトメシャジンはどこなのかしら・・・
目をまんまるにして観察するのにただの1輪さえ見つけられない。おかしいなぁ、本には7〜8月と書いてあったのに・・・
途中で右に伸びる道に気がつかず、左に行ってしまったわたしは赤石越より少し八巻山方面に出てしまった。
遠そうに見えたけれど実際歩いてみたら20分ほどで到着。道中はイワキンバイ(黄)がたくさん咲いていた。
新居浜市内の方向の景色はそこそこよかったけれど、やっぱりパッと青空のときの景色が見たいものだ。お目当ての花も見つけられず、虫がわんさかいたのでイジけながらそそくさと退散。 権現山まで行くつもりだったけれど、何としてでもこの辺りでオトメシャジンを見つけたい・・・少し早かったのかな。それにしても1輪くらいどこかに咲いているんじゃないのかな。 登るときには見つけられなくても、下山するときに見つけることも多々ある。よーく目を凝らして。岩陰に咲いていないだろうか・・・ ・・・お。見たことない花。 ・・・・もしかして?!
・・・思っていたより細身だけれど、姿かたちはそれらしい。葉やらなんやらを舐めまわすように(笑)観察開始。
間違いない、オトメシャジンだ。
ひと目につかぬようこっそり咲いていたオトメシャジン。見つかりたくなかったのかもしれないけど・・・ごめんね。見つけちゃったよ。それからは気分もよくなり、張り切って下っていると、クロップドパンツのおまたがビリリ。スースーしながらの下山になったものの、誰にも会うこともなく堂々と下っていけたのでした(謎)。
こちらのルートはちょっとした沢を下っていくルート。(ザブザブしながら行ったのは台風の後だからかも。)基本的に穏やかなルートだと思ったら突然現れた上の画像の豪快な滝。 まさかこんなところがあったなんて・・・と食いつくように滝に見入っていました。落差はそれほどないのに。大雨の後のこの山、素敵すぎる。頭の片隅にこの山の事を置いてもらえたら愛媛人としては嬉しいです。 ジムニーまであと数百メートルというところでポツポツと雨が。帰りは高速で帰ろうと思ったのに、前がよく見えぬほどの大雨が降り始め、とてもじゃないけど危険なので一般道にてゆっくり帰ることに。 雨に当たらなくてよかった。 来年以降、8月の頭頃にまた戻ってきますよー!今度はオトメシャジンが満開のときに。 今年はたったひと目だけれど、あなたに合えて、うれしかったよ。 |
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