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何かの拍子に目にしてしまった、九州のミヤマキリシマという花。

九州の山に初夏咲き誇るツツジ科のかわいらしい花である。火山活動が停止すれば、ミヤマキリシマは絶滅してしまうとも言われている。そんな活火山とも関係の深い花。

そんなミヤマキリシマは、1つや2つじゃない。九州の山には大群落が存在する。一体どんな風に山がピンク色に染まるのだろう。この目で確かめてみたい。

画像を見せてもらったけれど、虫の被害の多いハズレ年なんて目も当てられない。今年の九重はまずまずとのこと。

「どうやら今年は咲くのが遅いそうですよ」

そう言ってくれたのは、日本一周みんな集まれ!の管理人の熊本在住のkazuさん

こんなバスがありましたよ」と教えてもらったのは関西と熊本を結ぶ夜行バス。鹿児島や福岡と結ぶバスがあってもまさか熊本ー関西間を走るバスがあるとは知らなかった。

仕事の予定・ミヤマキリシマの開花具合・天気とを相談しながら、タイミングが合えばということで進めていたのだけれど、うまいこと合致。こういうのって大切にしたいと思う。

さぁ、行ってしまえ(笑)。

天気予報はイマイチ。だけど、ここ数ヶ月は山に行くぞと思った日は予報が悪くとも当日必ず天気が回復する(1〜2月はずっと雨だったのにね)。とはいえ、雨具もしっかり用意をして仕事の後、三ノ宮へ向かいバスに乗り込んだ。

今日は天気予報どおり雨だ。

この向こうが福岡かぁ・・・ 往復で11500円ほどなので文句も言えないけれど、神戸からの場合、大阪までシャトルバスに乗り、そこで九州行きのバスに乗り換えなくてはならない(帰りは、神戸で降りれない為梅田まで行く必要があるので注意)。

2−2の1列4席のシートなので狭い。わたし以上の人は辛いかも。

途中、トイレ休憩でバスが停まった関門海峡のSA。これを越えれば2年ぶりの九州上陸だ。天気のよい日だと、ピカピカの太陽が見えるらしい。無職不良中年さんはこの近くなのかなとこっそり想ったりした(笑)。

金曜日:9:30熊本着。雨。

あの人がそうかな・・・

間違えていたら恥ずかしいので、遠めからメールを送ってみると動きからやはりkazuさんらしい。「おひさしぶりです(笑)」
あいさつもそこそこに、そそくさと車に乗り込ませて頂く。

考えてみれば日本一周中に2度お会いしてから2年以上が経つというのに、そんなに会っていないという気がしないのは何故だろう。

あわてて準備をして家を飛び出したので、化粧品一式を忘れたのだけれど、すっぴんでもわかってもらえて本当によかった(笑)。

雨が降っていなかったら阿蘇にでも、ということだったのだけれど、あいにくの雨なのでわたしの希望で今年築城400年を迎える
熊本城へ。姫路城を見るまでお城なんてとんと興味がなかったからね。

前のときは温泉を探すのにこの辺をグルグル周っただけだったし・・・
しかも見つけられていなかったりして。

初・熊本城
日本三名城の熊本城
さつまいもがギッシリ (笑)
熊本名物・いきなりだんご おぉ!ズーミン発見!!

いきなりだんごを食べつつ、kazuさんの説明を受けながら熊本城見学。それにしても反り返った石垣が見事だ。「武者返し」と呼ばれ、簡単に登って来れないようにとのことだけど、よくぞこのように美しく石を積んだものだと感心する。

あと、何気にズーミンにハマリ・・・
まさか熊本城内に名があるとは。

それから、あちこち。

日本初! ここで襲撃を受けたのでした・・・
熊本スクランブル交差点発祥の地 ここの道の駅のこの場所でで寝たなぁ

初めての場所だったり、懐かしい場所だったりに連れて行ってもらいながらドライブをしつつ、阿蘇方面へ。熊本のおいしい地鶏が食べれる食事処があるらしい。
ワクワク。

おぉー!!こんな雰囲気好き。 行き着いた先は月廻り公園あたりのお店。お昼を若干過ぎていたからか、誰も居ない貸切状態。

目の前で熊本地鶏と、ヤマメや田楽用のいも・豆腐を焼きながら頂きます。

食べる前からおいしいのがわかるよね、コレ(笑)。

たご汁(ほうとう、みたいなの)ととうもろこしをすり潰したご飯(おかわり可)、小皿のおかずなど・・・モリモリ出してくれます。
炭焼きで食べマース
プリプリなんですけど! 酒くれ、酒!(笑)
地鶏・ハサミでチョキチョキ あげ

これがね、
「うめー!!!」なわけですよ。・・・ありきたりな表現ですまん。

地鶏って初めて食べたんだけど、筋肉プリプリで「鶏がトリじゃない」わけですよ。大前春子風に言うなら


「なんだこの歯ごたえ!」


なわけですよ。

わたしの胃袋に収まるために、よくぞここまで育ってくれたと感心しました。利尻で採れたてのウニを食べたときくらいの衝撃でしたね。本当に。あのときは「ウニがウニじゃなかった」もんなぁ。いや、本当に鶏のみならずどれもこれもおいしくて

「もう明日山に登れないくらい大雨でも満足かも」

と内心思っていました(笑)。それくらい衝撃的な食べ物でした。
ほっぺた落ちるよー

その後は、

コンコンと湧き出ていました 面白かったけどね。
箱石名水
に行ったり・・・
仙酔峡
でおばちゃんの長ーい話をきいたり(笑)
漢です 来てしまいました(笑)
なつかしの温泉入浴
ひさしぶりにトンちゃんに再会し
コスモス訪問
さすが、この日も安かった

その他馬刺しになる馬を見学しつつ、馬刺販売店に行ってみたり(若干複雑気分)、kazuさんママ(めっちゃニコニコしててかわいかったー!)が働いていらっしゃるところにお邪魔してご挨拶をしつつ、kazuさん宅におじゃまし、あれだけ食べておいてもう夕食(爆)。

九州と北海道のコラボ もう幾人の旅人が泊まったのかわからないkazuさん宅の部屋に、1泊お世話にならせて頂く。

馬刺しや北海道からやってきた食材やをつつきながら乾杯。・・・やばい
。どれもこれもうますぎる!!

こうして飲んでいるのに、屋根があったり、ろうそくではなくて明々とした電気やにぎやかなテレビがついているのが少し不思議な感じがするけれど、旅の間だけでなく、そのあともこうして会いたいとか、会えるとか、こんなわたしを歓迎してくれる友達がいるということに、とてもありがたみを感じるし、幸せなことだと噛み締めずにはいられない。

明日は4時起きなので10時過ぎには旅人部屋にて就寝。

明日はミヤマキリシマが見れますように・・・

できればフサフサのもっこりしたやつがいいな。
No.95 九重山(くじゅうさん)/大分県 
2007年6月17日(土) くもり(濃霧)→?
同行者:kazuさん 移動:kazuさんカーにて

●コース概要●

牧ノ戸峠登山口無料駐車場(標高約1,330m)・・・沓掛山(1,503m)・・・
扇ヶ鼻(ミヤマキリシマ)・・・久住山(1,786m)・・・
中岳(九州本土最高峰1,791m)・・・
久住別れ避難小屋・・・沓掛山・・・牧ノ戸峠登山口駐車場

おおよそ11km・合計行動時間約8時間【含:昼食休憩・写真撮影等】


4:00起床。

・・・山に行かない日でも早起きできるようになりたいものである。

準備をしていると、kazuさんも降りてこられた。どうやら随分前から起きていたらしい(笑)。急いで準備をし、朝と昼と2食分をほか弁で調達し、登山口へ向けて出発。まだあたりは暗い。

少しづつ、朝がやってくる様子がよくわかる。

先に食事を頂き、ミルクロードに入ってから運転交代。停まってご飯を食べる時間がもったいないからだ。

ひさしぶりのミルクロードを堪能と、いきたいところだが一寸先は霧で景色どころではない。しかし、他の車は皆無で貸しきり状態だ。

ときおり窓を開けると少し湿った風が心地よい。

信号のない道を、ひたすら前へ前へと進んでいく。
見えないよー!

予定通り、6時半頃に大分県の牧ノ戸峠登山口に到着。あのときはここの駐車場で、登るかどうか迷ったんだよね(笑)。

先週kazuさんが来たときには既に駐車場は満車だったそうなのだけど、今日はすっからかん。天気予報がイマイチのため、みんなの出足が鈍ったのか、それとももうミヤマキリシマのピークが過ぎているからなのか?

トイレ、自販機、売店等完備され、オマケに無料というこの登山口駐車場は非常に使い勝手がよい。今日のコースはだいたいこんな感じだ。

さぁ、いきましょかー 登山届けを書いて、7時前にいよいよ歩き始める。

ここから沓掛(くつかけ)山へ続くアスファルトの登りが少しきつめだ。最初は足も慣れていないのでオーバーペースにならないよう、ゆっくりと登っていく。
途中、展望のよい東屋休憩所があったので一息入れる。山の斜面にはピンク色に染まる部分もありテンションもアップ。

ガスっているとはいえ、これはこれでとても幻想的だ。
北の方向
階段はそんなに長くないよー この辺りの階段脇からミヤマキリシマが少しづつ賑わしてくれだす。同時に、ミツバツチグリマイヅルソウが道路わきに多数出現し始める。

能郷白山ではツボミにしか出合えなかったので実物のマイヅルソウに遭遇できてついにやけてしまう(笑)。想像以上にとても可憐で小さな花だ。
いつもよく見る、ツクバネウツギに形はよく似ているなぁと思ったけれど、花が小さいのは九州だからと勝手に納得していたわたし。

実は小さいバージョンは
コツクバネウツギなのだそうだ。

詳しい見分け方はガク片の数。
(コツクバネは2〜3、ツクバネは5)

・・・そこまで見てないけど(笑)。
小さいなー
かわいいモモ色 普通のドウダンツツジと思いきや、これがベニドウダンツツジなのだそうだ。

ピンク色、というよりも「桃色」というほうが相応しいようなとってもかわいらしい色です。白のドウダンツツジもお隣に咲いていました。
第一関門クリアー
そうこうしているうちに・・・
沓掛山(1,503m)到達

滑らないように気をつけながら下ってしまうと、後は気持ちのよい広々とした道を歩いていく。ところどころにロープが張られており、自然を守るための配慮がされている。

なるほど。 昨日のお土産屋のおばちゃんが言っていたとおり、「雨の日には長靴が欲しくなる登山道」という意味がよくわかった。

これは確かに、長靴が欲しいと思うに違いない。雨が降っていても登っていたと思うけれど、降らなくて本当によかったと心から思った。
「先週、別のコースにもイワカガミが咲いていたのでまだ咲いているかも」とkazuさんが言っていたとおり、イワカガミ(ピンク色)を発見。

もう、5月の赤坂山(滋賀県)で最後かと思っていたので、今年もう1回見ることができてとても嬉しい。

左の白い花が
マイヅルソウ
みーつけた☆
小さいなぁ で、葉をよくよく見ていて思ったのだけれど、イワカガミの葉ってものすごく小さい!わたしの指の第一関節〜第二関節くらいではないか。

こんな小さくなかったぞ?!今まで見たイワカガミの葉は、わたしの手のひら大くらいあったので、ほとんどが
オオイワカガミだったのでは・・・?

いやいや、これは発見でした。
とにかくガスっていて見通しはよくないけれど、徐々に景色に占めるピンクの割合が多くなって、辺りが明るくなっていく。

一面ミヤマキリシマだらけのところってあるのかなぁ。
ミヤマキリシマゾーン。
若人。 これだけ咲いているミヤマキリシマ。

もう枯れかけているもの。
まだこれから咲くもの。
咲き誇っているもの。

さまざま。
扇ヶ鼻分岐。
手前で一息入れてから、久住方面に行かず、まず扇ヶ鼻へ。

kazuさんの調査によると、どうやらここのゾーンが素晴しいらしい。

ここから見る感じ、それほどでもなさそうだけど?
どれどれ・・・

えっちらえっちら登っていると、先に歩いていたkazuさんが






「見えた、見えたよー!」






と声を。何だ何だ?!何事だ?!


あわてて駆けのぼると、そこには、一面のミヤマキリシマがわたしたちを出迎えてくれました。

でたーーーー!!
すっごー(・∀・)

もうね、鼻ぢブーもんですよ、これ。

空が青ければ、とか、この景色を目にした瞬間そんな欲張りな考え、これっぽっちもありませんでした。

こうして迎えてくれたこの満開のミヤマキリシマという花にひたすら感謝しました。よく、例年より遅いこの時期まで、雨にも負けず咲き誇ってくれていたものだと。

ロープがないから、この、歩道の中歩いてもいいんだよね、いいんだよね。わーい!
念願の生クビもできたし。わーい!

うれしいです☆ (・∀・)

こんなことを言うのもアレですが、轟が逝ってしまったら、この写真を使ってほしいです。それくらいお気に入りの写真です(笑)。
kazuさんありがとー!

ドウダンツツジよりこっちの方がすき よく見ると少しづつ色が違っていたりして
初めてのツクシドウダン
裾が広がっていてスカートを履いているみたい
雨に打たれてミヤマキリシマも生き生き


それからは再び久住山を目指して歩き始めるのだけれど、濃霧。しかも大分寒くなってきたのでザックカバーとカッパの上着を装着。

濃霧です ・・・それにしてもここまで霧が濃い山歩きって経験がないかも。

雨の日に歩いてもここまで見えなかったことはなかったなぁ。

ラスト、キュっと登りつめ・・・

きたどー!
久住山(1,786m)到達!

この辺り全体を指すときは「
九重」ですが、単独のこの山を指すときは「久住」なのです。読み方はどちらも「くじゅう」なんですけどね(笑)。

・・・駐車場からするとそんなに車はなかったのに、登山道には思いのほかいた登山客。山頂も例外ではありませんでした。

kazuさん持参のレジャーシートのおかげでゆっくり座って休憩をとることができ、リフレッシュをしたところで、中岳を目指す。中岳は九州本土での最高峰なのだ(九州全体の最高峰は屋久島の宮ノ浦岳)。これをはずすわけにはいくまい。

周りの山や景色が見えないせいも手伝って、案内板の不親切さを感じながら、地図とコンパスをにらめっこ。この道を下っていけるはずなんだけど・・・

「まぁ、行ってみましょうか、違っていれば戻ればいいことだし」

という感じで(笑)、どんどこ下って行くことに。

登山口のところに、「夕方から登りはじめ、遭難する方が増えています」と書いてあったけれど、なるほど。

ここの道は基本的にとても広く、一本道どころか分かれ道も多く、もうちょっとわかりやすい案内にすればいいのにと思うところが多々あり、視界が悪くなれば遭難する要素は多い。百名山の中でも、標高差・距離ともにハイキング気分で気軽に楽しめる山なのかもしれないけれど、山をなめてはいけないと改めて思った。

マイヅルソウがいたるところで・・・ こんなに咲いていていいのか?!

という程、
マイヅルソウだらけ。もう少しだけ花が大きければもっと存在感があるのに。
急降下、粘土のような土質のため、どころどころズッコケそうになりながら慎重に下っていく。

またここを登るのはいやだから、道、合っていてください!(笑)
ゆっくりゆっくり。
来た道を帰らんでええね。ほっ しばらく下ると、ありましたー南登山口にも続く分岐が。

よかったー合ってた(笑)。
中岳は久住山よりも高いわけなので、単純に今下ってきた以上を登っていかないといけない。

どこだどこだー?!
とにかく前がよく見えないので2人で

「もう着くかなー」「あれ、まだだー」

の繰り返し(笑)。
写真は老朽化のため、現在使用不可の池ノ小屋。
あとちょっとかな。
まだかー? 肩透かしを数回くらいながら、登っていく。楽勝と思いきや、中岳まで地図で見るより長く感じる。

それにしても、シンと静まり返り、誰の声も聞こえない。シーズン真っ盛りの日本百名山の土曜日とは到底思えない。

「やったー着いたよ!」

ようやく辿り着いた中岳の山頂には、あらびっくり。人っこ一人いないじゃないの!

と言うことは九州本土の中で、わたしたちが今現在一番高いところにいるというわけだ。

わーい。
・・・と、ちょっと喜んでみる。

貸切だー!
九州本土最高峰・中岳(1,791m)到達!
日本百名山19座目

たくましい背中。 ユキザサに似ていなくもない
轟、撮られる これがマイヅルソウ

静かな山頂でゆっくり休憩をとってから、下山開始。

登ったときと何か感じが違うなーと思っていたらやはり違うところから下っていたようだ。方向感覚を失ったため、少し余分に歩きながらも他の方に教えて頂きながら正しいルートと確信して帰路に着くことができた。

行きは霧で全く見えなかった久住別れの避難小屋周辺には学生を含む、大量の登山客が。

それにしても他の方が入る前に教えてくれたのだけど、あんなに酷いトイレをわたしは見たことがありませんでした・・・

タイやカンボジアではトイレットペーパーがなく、用をたすところの横に、水溜めと桶があるところがありました。それは、それを使って自分の手と水で洗うため、そこの水で用を足した後の便器の中を流すため。

それを不潔だとか、汚いという人もいたけれど、やってみればちょっとその国に歩み寄れた気がして嬉しかったのを覚えています。

「バイオトイレ」

立派な名前がついたトイレですが、洋式の便器の腰を降ろす部分には◎ン◎がベットリとつき、拭いた後のペーパーがわたしの背丈ほど、トイレの左右に積み重ねられていたのです。

そんな光景を見たことがあるでしょうか。

あれほど感動したミヤマキリシマ。そして、わたしが目撃した中でもっとも酷いトイレ。
まさかそんなトイレをここで目撃することになろうとは。

林間学校(宿泊施設)で働いていたこともあり、トイレの酷い状態はかなり見てきた方(当然処理・掃除もしました)だと思うのですが、それでも目が点!

とても複雑な気分になってしまいました。
アレは女子トイレだけだったのでしょうか・・・

水は流れたのですが・・・バイオトイレでもティッシュだと分解されないので流さず積み重ねていったのでしょうか。トイレットペーパはみなさん、持って行かないんですかね。流さないなら持って帰るという考えもナシ?しかし、あれは一体何日分なんだろう・・・
んんー考え出すとキリがありあません。

久住別れ避難小屋 吊るされていました
←バイオトイレ  避難小屋→ こんなものが!!(笑)

それにしてもこの避難小屋、タンカが常備されているようです。

使ったら、元の位置に戻して置いてください

と書いていましたが(笑)。
ここまで戻しに来るのって結構大変。

誰も居ない避難小屋でお弁当を食べてお腹を満たす。お昼を大分過ぎていたけれど外では学生がわんさか食事をしていました。

再び歩き始めると、だんだんと視界がよくなってくるではありませんか。空も明るくなってきたし。

なんだかクリア! こんなだったのか!
む? むむ?

一瞬ガスの切れ間から斜面に咲くミヤマキリシマがあちこちに!

「kazuさん、早く早く、こっちも見えてますよー!」

おお! わぁ!
あっちにも。 こっちにも。


ミヤマキリシマ、こんなにも咲いてたんかい!


どころか。

めっちゃちっちゃいー!
コケリンドウもみーっけた

行きは曇っていたので全く気がつかなかったリンドウ。曇っていると恥ずかしがって姿を見せてくれないんですね(笑)。

リンドウと言えば秋の代表花ですが、春にも「ハルリンドウ・フデリンドウ・コケリンドウ」の3種類のリンドウが咲くと図鑑で読んでいたのですが、まさかここで遭遇できるとは。こんなに小さな花なんですね。秋のとは大違いだ。

徐々に・・・ 青空キター!
徐々に明るくなる空 しまいにゃー青空も見えました(笑)

今日は1日曇りの予報だったんですけどね。
だてに自称・晴れ女じゃございません(えっへん)。

北海道のラベンダー園には香港からわんさか人が来ていましたが、ここ九重には韓国人多数。トレッキングシューズにザックを背負いなかなか本格的。

山の旗を持って団体様が記念撮影をしていたので、もしかして日本の百名山を巡ろうツアーみたいなのがあるのかも?九重もなかなかインターナショナルです。

売店ではしっかり百名山の記念バッジを購入。

前回は見ただけで満足した、赤い屋根のレストハウスに潜入。こんな内部なら前回も入っておくべきだったと非常に後悔(謎)。

カリントウおいしかったー☆ まったり。
赤い屋根のレストハウス ミルクロード

ツルツル〜
温泉でさっぱり

温泉でさっぱりしたあと、熊本市内へ。

バス出発までまだ時間があったので登山店へ行ってみた。ご主人から「おむすび山」の情報を収集しつつ、あれやこれやと物色。あぁ、ほしいものがいっぱいだわ・・・

少し早いけれど、バス乗り場付近に降ろしてもらい、kazuさんに「また」と。見送られるのは苦手なので(笑)。また、紅葉の時期にも、一緒に九州の山を歩きましょう。本当に今回はいろいろとお世話になりました(ぺこり)。

神戸でお待ちしていますよー!

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