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No.94 石鎚山(いしづちさん)/愛媛県 
2006年10月7日(土) くもり+暴風
同行者:なし 移動距離:49.3km

●コース概要●

今宮登山口(標高200m)・・・石鎚成就社(標高約1,400m)・・・
弥山(1,974m:石鎚神社のある所 強風のため最高峰天狗岳には行けず)・・・
石鎚成就神社・・・今宮登山口

おおよそ21km・8時間弱
【含:休憩・写真撮影】


道の駅での目覚め9時。ひさしぶりのこうした朝。気分は◎。

今日は今宮登山道から登るので距離は長くなるけど、焦らずマイペース。

それにしても今日は晴れ!わーい(・∀・)。

山のほうは厚い雲に覆われているような気がするのですが、よくは見ないことにします。
よし☆
おかせてもらえる 支度をして、石鎚方面に向けて走り出す。県道12号線をクネクネと登っていき、ロープウェイ乗り場手前の三碧峡(三碧橋)のところでストップ。既に1台徳島ナンバーの車が止まっていた。

左右に大きな路肩があるので止めさせてもらう。それにしてもランクルと比べるとジムニーって赤ちゃんみたい(笑)。
今宮登山道から成就社までが6.6km、標高差1,200m。さらにそこから頂上まで4km弱、累積標高差670m。

1度スカイライン側(土小屋)から登ったことはあるので今度は西条側から登ってみたいのもあったけど、単に六甲全山縦走に向けての足の訓練というだけ。20km、累積標高差1,900m弱、まぁまぁでしょう。

10:50出発。
食べれそう(笑)
取るのに時間がかかる(;∀;) 階段でも、めっちゃ急な登りというわけでもなく、淡々と続く道を黙々と登っていく。気がつけばドロボウ草だらけ。

くもの巣も多目。
やたらとでかいミミズ(黒)も多目。

登りきると一旦林道に出る。
それにしても誰もいない静かな道で気分はよい。
外にでます
だそうです 再び山の中に入ると大きな杉が出現。コブ?が乳の形に似ているというので乳のでない母親が出るようにと願いにくるとか。

似てるかしら?
そこ、ジロジロ見ない!(笑)
杉林の中を歩いてきます。赤いテープを目印に歩いていると・・・危険

だってテープ多すぎ(笑)。
まぁ、切り倒す杉の目印に巻いているのでしょうが。いつもの調子で歩くと危ないです。

1時間半くらい歩いたところで徳島のおじさんに出会う(←ランクルの)。往復で出会ったのはわたしが初めてだそうだ。少し立ち話。いろいろ情報をもらえることができた。
ガスにこんなに感謝したことあったかな(笑)
割と後半発見できたよ ・・・しかし。おじさんと別れてからの道が長い長い。一定の傾斜なのでとても歩きやすい。けど、景色はなし。花もなし。と言うわけでとっても退屈。

この道は二度と歩くことはないだろうなと思いながらもくもくと歩いているとリンドウを発見。よく見る花だけど、こんなときに見つけたらうれしいね(・∀・)。
ユキノシタ(5〜6月)に似たジンジソウ。たくさん咲いていました。 みーつけた♪
ボチボチ 登るにつれ、ほんのり色づいていた。紅葉の時期ならこの6kmも許せるかも(謎)。
スキー場のゲレンデに到着。ここまで6km、2時間15分。

それにしても広々していて気持ちいい。天気がよかったら横になりたいくらい。

あ、ゲレンデとしては狭いですけど。
広々☆

成就社のほうまでテクテク歩いていると、ロープウェーで登ってきたらしい人がわんさか。こんなに人がいたんだ。すっかり曇り空確定で、頂上の方向を見るとどう考えても×。けど、ここまで来て帰るのももったいないので登山道方向へと進んでいった。

88箇所めぐり?らしき人を多く見ました 13:25過ぎ、出発。さぁ、行きますか。
と、いきなり標高差100m下ります。

わーん。

戻ってくる人はぜぇぜぇ言いながら登っている。帰りいやだなぁ。それにしても歩いている人はみんなカッパ着用。

もしかして山頂は雨が降っているとか?すれ違うおじさんに訊いてみると、雨は降っていないけれど霧・風がひどいそう。午前中はもっと荒れていたらしい。
せっかく登ってきたのに(;∀;)
いくぞー。 「本当にいくの?」と冗談交じりにいろんな人に声をかけられる。

それにしても様々な人がいる。今日の一番のびっくりは中国人のおねえさん。パンプスで下って来ましたわよ(笑)。おにいさんはスポーツサンダルだったし。この荒れた天候の中ある意味すごい。

ちなみに成就からはこんな感じ。石鎚は後半勝負です。

(←クリックすると大きくなります)
それにしてもこちらの成就側からだとこれでもか!これでもか!と言うくらいの階段攻め。

鎖場はあるけれど、濡れているので今回はパス。でも鎖場を楽しめないと石鎚の楽しさは半減。
遠慮しておきます

階段が延々と続くのも嫌だけど、もう1つすっごく嫌だったのが団体の登山客。連休だから登山する人が多いのはわかるんだけど。

登山って基本的に登りの人が優先。でも、そんなのはどっちだっていいと思っている。わたしは1人で登ることが多いので、2人以上の人とすれ違うときは登りであろうと、下りであろうと道を譲るようにしている。2人の足を止めるよりも自分一人が止まった方がスムーズだと思うからだ。要は譲り合いの精神があればそんなものはどっちだっていいのだと思う。

今日も登っているときに下ってくる何組もの団体客にすれ違った。立ち止まっているわたしに「ありがとう」「お先に」「こんにちは」「すみません」そう言ってくれる団体もいたけど、いちばんひどかったのが最も大きかった30人以上の団体。

当たり前のような我が物顔で歩いているのをみているとだんだん腹が立ってきた。今に始まったことじゃないんですけどね。あんまり今日はひどかったから。

ムカついたときは強行突破(謎)。

やられたらやりかえすで、苦手な階段だというのにMAXのスピードでど真ん中を歩いて団体客の足を止めてやりました。あーすっきりしたわ。まあ、だからって向こうは何にも思ってないのでしょうが。

後ろに人がいるというのに、全く譲ろうとしない、後ろの人も自分と同じスピードで歩いているとしか思っていないおばちゃんも大嫌いです。今までいなかった人がいるってことは明らかにスピードが違うって何で気づかないのでしょうか。

と言うわけでできれば平日の人が少ないときに登りたいのですが、働いているとなかなかそうもいかないのが現状です。

そんなこんなありながら、最後の階段にさしかかり、あまりの強風(もう台風並み)に吹っ飛ばされそうになりながらヨロヨロ歩いていくとなんとかかんとか、弥山(神社・山小屋があるところ)に到着!15:20だったので、4時間半。後半で時間がかかっちゃったなぁ。

ここまで上がってしまえば山小屋のおかげで風がしのげました(ホ)。


あーさむ(;∀;)
と言うわけで弥山(1,974m)到達!

あまりに悪天候なので、最高峰の天狗岳はあっさり諦めます。間違いなく落っこちることでしょうから。

山小屋の売店で百名山バッジを購入し、暖かい山小屋で一息ついてから15:30半過ぎに下山開始。

またね! さらばじゃ!
それにしても、富士山・天城山・剣山・石鎚山と視界×が続いています。もしかして雨・曇り女に降格?!

東北の会合の影響でないと信じたいけど(謎)。
遅い時間だったけれど、下りでは次々と人を捕らえ、成就までの最後の登りも快調に歩ききることができた。迷ったけど、ヘッドライトも持っていたのでロープウェイには乗らず、そのまま来た道を下っていった。

それにしても、ゲレンデ辺りから西条市内を見ると明るい。下界は晴れていたのか。
めっちゃ晴れてるやん!

17:00頃、ラスト6kmの今宮登山道を下り始めた。途中からはヘッドライトを使い、初めての真っ暗な中での山歩き。スピードは控えめに。

立ち止まってライトを消してみるけれど、どんなに目を凝らしても進むべき方向はわたしの目では捉えることができなかった。心細くはなかったけれど、光がなければ一歩すら正しい方向に踏み出すことが出来ないのだとそんな当たり前のことを初めて感じることができた。

六甲全山縦走前に体験できてよかった。経験は全くの無よりも、1ミクロンでもあったほうがいいに決まっている。

18:48、無事ジムの元へ到着。
ん、もう二度とこの登山道を通ることはないだろうなぁ。

さぁ、家に帰ろう。おかんのご飯が待っている。わーい。

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